危険思想で死罪??(@@;)『崇高なるソクラテスの死』

『哲学用語図鑑』を読んで、
ソクラテスにビビビときたので勢いで注文しました。

 

『崇高なるソクラテスの死』

 

 

 

普通の絵本のつもりで注文したのですが、

サイズがコンパクトで小学校での読み聞かせには内容が高度すぎる本でした^^;;

大人向け絵本ですね。

 

ソクラテスは、『無知の知』や、『ただ生きるのではなく善く生きる』など
素晴らしい言葉を残した人ですが
危険思想と判断されて(余計なこと言って陪審員に嫌われた、という感じ??^^;;)死罪になったと。
弟子たちは国外逃亡を勧めましたが、
たとえ無実であっても自分は脱獄という不正を行わない、
『悪法もまた法なり』と、死刑を受け入れたそうです。

 

なんかかっこよくないですか?(*゚∀゚)=3

 

それにしてもソクラテス氏は幸せだなあと思いました。
多くの弟子や友人、家族が集まって嘆いてくれたんだもの。
自分の思想を理解してくれる人たちがたくさんいたんだもの。
(騒いでうるさいからって奥さんたちをおっぱらったようですが^^;;;)


ここが孤独に亡くなったニーチェとの大きな違いなのかも…(´;ω;`)
ひとの人生を比べるなんて失礼なのかもしれませんが。

(多分、両人とも変人だったでしょう。

時代背景が変人を受け入れていたかどうかも関係してるかも。)

↑また究極失礼なことを…ヽ(≧∀≦;;)

 

ちなみに、

この本は『哲学用語図鑑』の著者、田中正人さんがブックデザインをしたそうです。

 

 

そうなんです、『哲学用語図鑑』はデザイナーさんが書かれているので
ここまでわかりやすいんですね!
やっぱり情報を易しく伝達する者は世界を制すヾ(´ε`*)ゝ
※デザインの語源は、『計画を記号に表す』というラテン語です。

カテゴリ:この本、読んでみて! | 20:08 | - | - | - |
やっぱり哲学って面白いヽ(≧∀≦)ノ『哲学用語図鑑』

昨年の昨日(終戦記念日)の日記を見たら
「ニーチェに感銘を受けた」と書いてあって
そうか、あれから一年…と思いを馳せておりました。


今までの人生で何度も『パラダイムシフト』が起きましたが
一年前のシフトはでかかったな〜。
『ニーチェ前・ニーチェ後』というくらい、自分の人生に影響を与えてくれました。

 

そして1年後の私^^
この本を読みました。

『哲学用語図鑑』

 

 

めっちゃおもしろいです!

古代の哲学から現代の哲学まで、
時代順に哲学の変遷を追っていくことができます。

 

小難しい哲学用語を
イラストを中心にわかりやすく解説してくれています♪

 

しかも、その思想が生まれた時代背景も含めて
何から影響を受けたものなのか、
その思想とは反対の思想、覆そうとする思想、
その哲学者の性格的なものまで(笑)
懇切丁寧に書かれています。

 

こうして哲学の変遷をみていくと、
なるほど確かに、
その人が生きていた『時代背景』というのはずいぶん重要なんだな、
と思いました。
人々の意識が偏りそうになると
それを覆そうとする思想がちゃんと出現するのが面白いです。

 

古代から現代まで、共通してるのは
『神、または何らかの絶対的な存在』を
思想に含めるか含めないか?
というところで大きく分かれてる気がします。

 

確かに、『絶対的な存在』があると、
「だってそうだもの。」で帰結してしまうので(´ε`*)
ほんとにほんとに考えるのが好きなら、
「絶対的な存在はない、という前提で」考えたほうが
チャレンジしがいがありますよねー。

 

人間って本当に面白い。
同じような脳を持ってるのに、
こんなに人それぞれに、考えることができるんですよね。

 

ただ、この本に載っているのは有名な人や哲学を生業にしている人たち。
実際には、普通の会社員さんとかスーパーのレジのパートさんのほうが
革新的で真理に近い哲学を持ってるかもしれません。
哲学は、日常を生きるために応用されてこそ、

というのが私の哲学です(*´v`)

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