全員正しい藪の中・・・視点と解釈

 

まことに偶然にも(?)
ある「じわじわもめてる案件」について
当事者の3人に別々に話を聞く機会がありました。

 

わざわざ話したわけではなく
たまたまそれぞれに話す機会があったのです。

 

3人とも、性格もこだわりも違います。

 

お話を(というかほとんどグチをww)聞いていて、
同じことを話しているはずなのに
みんなそれぞれ視点と考え方が違っていました。

 

○○さんがこんなことを言っていた!
という話も、他の人の話では実際には言ってないようで、
もちろんウソを言ってるわけではなく
そう感じた、という話なのでしょうが


解釈というのはずいぶん恐ろしいですね。

 

ただ、みんな
「良くしたい」という思いは共通しているようです。
やり方がそれぞれすぎて、
噛み合わないだけのようです。

 

もうこれはプライドの戦いっしょ。

 

全員正しいのだから、
しょーがないじゃん(*´Д`)

 

なんやかんやで、
きっと丸くおさまるだろうな、とも思ってます。
だって、

 

目的はみんな一緒なのだからね。

 

カテゴリ:ザレゴト・ヒトリゴト | 11:05 | - | - | - |
ラスト3ページ、衝撃の結末!!『ツァラトゥストラかく語りき』

※もし私が本の帯コピーを書くとしたら、こう書いて煽ります∵ゞ(≧ε≦o)

 

ニーチェが人生のどん底の時期に書いたと言われる
『ツァラトゥストラかく語りき』(佐々木中:訳)を読了しました。

 

 

この物語はツァラトストラという元学者が
世の中のいろんなことがイヤになって世捨て人になって、
洞窟の前でぼーっとしていた話、
つまり、全編が妄想。


と受け取れないこともない。
(あっ、これは私独自の解釈です、怒られそう…(≧∀≦;;))

 

書かれていることはかなりシニカルで、
ツァラトストラは洞察の深い賢い人なのかもしれないけど
(世間一般的で言うところの)人格者ではないですよね。
結構むちゃくちゃしてますし、かなりマイペース。

 

読み終えた後に、
こう…じわじわとしてくるというか。
自分の経験と照らし合わせてこれはこういうことだよね、なるほど。
と思った後に、いやまて!
自分が理解しているより深い、さらに深いことがあるよね!?
私って(体験で得る気づきの)読みが浅かったのね〜!と反省すること多数ですヽ(;▽;)ノ

 

全てを理解したわけではないし、納得できてない部分もありますが、
ニーチェ哲学は究極のリアルで、
『思い込み』に支配された現実世界が
逆にファンタジーとも思えてくる。
不思議な感覚です。

 

この本をどう読むかは読む人の解釈によると思いますが、

私は辛い時期にニーチェ哲学を知って、
結果的に肩の荷が降りました。

 

今の私の年齢は、ニーチェが精神崩壊して入院、
自宅療養していた頃、と考えると複雑な気持ちですがヽ(;▽;)ノ

 

自ら『ニヒリズム』『ルサンチマン』に苦しみ、
それに自ら気付き、
自らそれを克服しようと
認められなくても孤独でも本を書き続けたニーチェ。
その強さを尊敬します。

 

・・・

ツァラトゥストラの言う『超人』とは違う気もしますが

『2001年宇宙の旅』も『超越者』を作り出す話でしたね。

 

交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」↓

 

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