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『大丈夫』の意味〜子育ての想い出〜

カーラジオからRADWIMPSの『大丈夫』が流れてきました。

 

君を大丈夫にしたいんじゃない

君にとっての「大丈夫」になりたい

 

っていい表現だなあーって思いました。

 

 

そして、助手席に座ってるトマトくんをちらりとみました。


私は子供たちにとって「大丈夫」であるだろうか?

 


トマトくんが2歳前後のころの話をします。

 

今となってはそんなこともあったな〜という程度ですので

あんまり重くは受け取らないでくださいね^^;;

 

 

その当時、トマトくんは寝付くまでの時間が長くて
疲れるまで大声で泣きわめくことが多く
その間ずっとあやし続けていました。


雨が降っている日は一日中泣きわめくこともありました。
だからトマトくんが寝ている間は家事をする貴重な時間でした。

 

やっと昼寝してくれて、
さあ家事をしなくちゃ・・と立ち上がった途端に玄関のチャイムがなりました。


開けると、英会話教材のセールスの女性でした。

女性はテンション高く明るい声でまくしたてます。


私は慌てて、
「すいません、いま子供が寝付いたところなので・・」と言うと、
女性は、あっすいません、と声のトーンを落としながら長々と説明してきます。

 

お近くの会場で体験教室がありますのでぜひ来てください、
と言われたので
「言葉が出ていないので無理だと思います・・」と言うと
そうですか、でも歌や手遊びもあるので楽しいんですよ!
サンプルCDをお配りしてるので、
ここにお名前と電話番号を書いてください
と紙を渡されました。

 

当時の(というか最近まで^^;;)私は断るということがとても苦手で
とにかくその場をやり過ごしたかったので
電話番号を書いてCDを受け取ってしまいました。

 


その後、トマトくんが起きた時に
試しにCDを聞かせてみましたが
案の定、まったく興味を示しませんでした。

 

数日後、女性から電話がかかってきました。

開口一番、

「お子さんでも大丈夫ですよ!

0歳クラスで体験教室に参加しませんか?」

 

・・・その時、はりつめていたものが
プチッと切れました。

 

「何が大丈夫なんですか?」

 

女性は、は?・・と意外な反応に戸惑ってる様子でした。

 

「うちの子は0歳じゃないです。でも言葉が出ていないんです。
わからないんですか?

とにかくうちの子には無理なんです。参加できません、お断りします。」

 

そう言うのが精一杯で、
静かに電話を切りました。

 

24時間、365日、
ずっと手のかかる息子と向き合うのは私であって、あなたじゃない。
慣れない場所で息子がどうなるのか知らなくて
何が「大丈夫」?

 

そしてトマトくんを抱きしめながら
この子が悪いんじゃないのに!トマトくんは何も悪くないのに!
と号泣しました。

 


その後・・ いろいろあって疲れが重なってたんでしょうね。
私はしばらく心療内科に通うことになりました。

 

 

これを読んで、理解できる人と全く理解できない人がいると思いますが、
まあ・・追い込まれてる時ってこうなんですよね。


ズカズカくるセールスの人たちにはずいぶんイヤな目にあいました。
そういえば宗教のしつこい勧誘もあったなあ・・(;_;)

 

今でこそ発達障害の理解はだいぶ進みましたが、
当時は一般の人々にはほとんど理解されず、誤解だらけで、

 

私にかけられる数々の「大丈夫」は
「突き放し」や「無責任」
に感じていました。


めんどくさい!理解できないしたくない!こっちに振るな!
という思惑が見え隠れしているように感じていました。
(全部とは言いませんが、今、振り返ってもやはりそうだと思います。)
だから長い間「大丈夫」という言葉がキライでした。

 

<軽度発達障がい児の母、語る その7>「乗り越える」って何?(2013.05.09)

 

 

「大丈夫」って言葉は、気軽に使いがちですが
悩んでる人には傷つく言葉になる場合があります。


その人の抱えてる悩み、苦しみを充分理解しているとか、
具体的な手助けをしているとか、
自分もそれを体験して、なんとかなった経験を持っている上で
かける言葉であるならば励ましになります。

 

そうでないなら、
一体どういう根拠があって大丈夫なの????と思うのも当然だと思います。

 

もっと前向きになって欲しいなら、

本当に相手を思いやるなら、

違う言葉の方がいい場合もあるんじゃないでしょうか。

 

 

そして冒頭に戻りますが、

 

私は子供達にとって「大丈夫」であるだろうか?

 

大丈夫 にすることなんてできません。

例え親子であったとしても、人の人生を操作することなんて

できるはずもないのです。

 

でも、大丈夫である ことはできるかもしれません。

 

子育ては、子供が成人するまでどうなるかわかりません。

 

子供達が
まっすぐ大人になれた時に
やっと私は心から

 

「大丈夫でした!」

 

と言えるのかもしれません。

 

 

母子家庭で発達障害児の母としての生き方とは。(2017.03.02)

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