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あいちトリエンナーレについて、アートを愛する私なりの意見

宮沢賢治氏は、
『農民芸術概論綱要』の中でこう述べています。

 

創造的批評家には産者に均しい資格が要る

 

 

何かを批判批評しようとするとき、
自分はその発言をするに値するか?と自問自答してみます。


すると、自分は一切他者を批判批評するに値しない人間であるという結論に達します。

 

つまり、何も言えん(^^;;)
特に時事ネタなんて、今の情報と1週間後の情報は変わってきて当然ですから。

 

 

それでも書きたくなったのは、
私は本当にアートを愛しているからに他なりません。

 

芸術短大在学中から
友人たちとギャラリーを借りて展覧会をしていました。
卒業しても毎年開催しました。

 

もちろん趣味ですので入場料を取るわけではなく、自腹です。
誰かが来て観てくれるだけでとても嬉しかったのです。

それぞれ仕事や子育てで忙しくなり、展覧会はしなくなったけれど、
素敵な思い出です。


アートを見るのは好きなので
美術館やギャラリーは今でもよく観に行っています。

 

もちろんあいちトリエンナーレも
最初の2010年から毎回、子供たちを連れて観に行っています。
いつも会場が複数なので、何日もかけて全部巡るのが大変で。
でもそこが面白くて。

 

 

そんなアートを愛する私ですので、
多少の批判はお許しいただきたいと思い、記します。

 

今回のトリエンナーレ、いろいろと残念でなりません(´;ω;`)

 

 

 

現代美術は、
デッサン等の基礎がなくても『これはアートです!』と言い張ればアートになるという、
自由というか何でもありの部分があり、
だからこそ誰でも参加でき、誰でもアーティストになれる、
言うなれば多様性を生かすことのできる分野だと私は解釈してます。

 

だからこそ、個人的な思想を全面に押し出した作品が作られるのは
いたしかたないでしょう。


今までのトリエンナーレ含め他の有料の展覧会でも
思想的に、公序良俗的に、クオリティ的に(笑)
主観ですが思わず眉をひそめたくなるような作品もあるにはあります^^;

 

それも含めてそれぞれの作者の感性を尊重しているつもりです。


しかし、今回のあいちトリエンナーレの騒動を見て
思いました。

 

私の愛するアートは、
 『感性』ではなく『理屈』に成り下がってしまった!!!!


と。

 

はっきり言って、現代美術がちょっとイヤになりました(´;ω;`)

 

アートの主役は

作者でもなければディレクターでもない。
アートそのものじゃないのでしょうか?

 

 

私でさえそう思うんだもの、
もともとアートにあんまり興味ない人は
「やっぱりアートやってる人たちってめんどくさそう。
 何言ってるのかさっぱりわからないし。」

って思うでしょうね。

 

あっちが悪い、こっちが悪い、と騒いでますが、
どっちもどっちでしょう(;´д`)

 

 

さらに私が失望したのは、混乱に乗じて展示をボイコットした人たちです。

 

お金と時間を使ってアートを見にきてくれる人がいるということがどういうことなのか・・
どれだけ恵まれていることなのか・・。

 

どのようなご立派な言い分を述べたとしても、
 申し訳ないですが『保身』としか思えないです。

(注:権力に迎合しろって意味じゃないですよ。)

 

純粋にアートをやってる人たちが気の毒でなりません。

 

日本はアートで生計を立てるのは本当に難しいといいます。
アートのイベントが各地で開催され、お金が動くようになると
日本でもアートで生きていくことができる。
今まで真面目に地道にやってきた人たちにとって、
アートイベントは光なのです。

 

 

メイン会場の一角には
子供達が日比野克彦氏と作ったダンボールアートが展示されています。
それを見たとき、心底ホッとしました。

 

 

想像を膨らませ、表現する。
 本当のアートってこういうものじゃないでしょうか?

 

少なくとも私はそう思っていたし、違うなら
長い間勘違いしてすいませんでした!!ですよ(>_<;)

 

 

とは言え、
アート+経済の世界に対し、それぞれが考える機会になったという点においては

よかったのだろうな、と思います。

 

”議論”や”批判”を自己表現として楽しく感じる人もいるので、

これもまたアートパフォーマンスと見ればいいのかもしれません。

 

ぶっちゃけ、アートやってる人たちってわがままがデフォルトですからね・・。
私も他人様のことは言えないですよ・・・( ̄∇ ̄;)

 

 

あっ、

良識を持ってアートやってる人がほとんどですので怖がらないでくださいね^^;;;

 

あいちトリエンナーレ、まだ観てない会場もあるから引き続き行きます。
パスポート買っちゃったし。

 

 

最後に、再び『農民芸術概論綱要』から。
宮沢賢治氏は、こうも述べています。


産者は不断に内的批評を有たねばならぬ

 

 

懐かしい昔の絵↓ (*´ω`*)

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