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藤子・F・不二雄氏作『ドジ田ドジ郎の幸運』を独自分析!

今日はこのお話を紹介したくなりました^^

 

『ドジ田ドジ郎の幸運』

(画像は全て中央公論社『藤子不二雄SF全短編集第3巻』からの引用です)

ドジ田ドジ郎の幸運


またこちらもSFショートショート作品で、
1970年の作品です・・えええ!?
私の生まれ年!!!(今、気づきました(@_@;;))

 

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<あらすじ>

 

サラリーマンである主人公ドジ田はとにかくツキがなく、
自分の不運にすっかり慣れきってしまっていた。

 

そんなある晩、
天井からナゾのロボットが落ちてきた。
このロボットは
宇宙合目的調整機構統計局均整課偶然係長で、
簡単にいえばツキを平等に分ける仕事をしている。

 

しかし故障で乱気流の渦に巻き込まれ、
3.5次元を漂流していたため、
ドジ田にツキが回らないようになってしまっていることに
気づかなかったのだ。

 

この後、今までの不運の埋め合わせのために
ありえないほどの幸運が次々と舞い込み・・


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ドジ田ドジ郎の幸運

 

ドジ田ドジ郎の幸運

 

ここに出てくる友人のツキ山ですが、
なぜかいつもツイてる状態でした。
ドジ田のそばにいれば
ツキが回ってくると本能的にわかっていたかもしれません。
悪い人ではないのでしょうが、
要領がいいのでしょう。
エナジーバンパイアならぬラッキーバンパイア
なんて言葉ありますかね?(^^;)

 

ドジ田ドジ郎の幸運

 

さて、人というのは

 

自らの人生を設計して生まれてくる

 

なんていう説があるのは有名ですね。
人生の目的、不運も幸運も、全てあらかじめ決めているのです。

(そのことは物心つく前に忘れてしまう人がほとんどでしょう)

 

不運を選ぶなんてありえないと思われるかもしれませんが、
実はものすごい学びになるため
あえて過酷な状況を選ぶ場合もあるそうです。

 

彼も、自覚してないだけで
自ら「不運」を選んだのかもしれません。

 

ドジ田はツキがないにもかかわらず
自暴自棄になったり、人に当り散らしたり傷つけたり、
自ら人生を狂わすことがありませんでした。
辛いながらも自分の人生を受け入れていました。
(気が弱いだけといえばそれまでですが、気が弱くて自暴自棄になる人もいるでしょ^^;)

 

ドジ田ドジ郎の幸運

 

今まで耐えて耐えて、
”偶然にも”ツキを取り戻すことができたわけですが、

 

それは・・・ここが大事ですが、

 

途中でツキを取り返すことは
折り込み済みだったのではないでしょうか?

 

なぜなら、

彼は徹底的にツキがないにもかかわらず
普通に会社員をやってます。
ということは、生きるために最低限のツキは持っているのです。

 

そして
彼はこのあと憧れの彼女と結婚することになるのでしょうが、
このタイミング。

 

ドジ田ドジ郎の幸運

 

つまり、
子供が生まれる前に、
ツキを取り戻す必要があったのです。

 

不運が続く苦しさ辛さをよくわかってるので
思いやりのある子育てができるでしょう。

 

よくある人間的な傾向として(笑)
調子に乗って傲慢になる、なんてこともないと思います。
なぜならもう幸運しかないので、
誰かと無理に競争するとか、誰かを下げずむ必要もないからです。


いかがでしょうか。

 

今まで故障していた
宇宙合目的調整機構統計局均整課偶然係長ゴンスケが
正常に作動するようになりました。

 

これからはツキが平等に配分される。
しばらくは、
ついてなかった人は多少幸運に、
つきすぎてた人は多少不運になるかもしれませんが
しばらくすれば、みんな平等に保たれる。

 

そんな当たり前の世の中になるなら嬉しいですよね^^

 

 

 

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やっぱりピー助はかわいい(^^)(2011.11.17)

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