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世界はこんなにシンプルだったのか<その6>否定するなかれ

昨夜ステキな夢をみて、
今朝、なぜかまた『方丈記』の一節(最終章)が頭をぐるぐる回り、
胸が締め付けられてしまいました。

 

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いま、草庵を愛するも咎とす。
(現代語訳:今、草庵を愛することも、罪となる。)

 

「方丈記」

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※画像はWikipediaから引用しました。

 

都を離れ、草庵を建て、ひっそりと静かな生活を送っていた鴨長明氏。
もし、私が長明氏と交流のあった麓の子供だったなら、
こう叫びたいと思いました。

 

・・・

 

いいんだよ!愛していいんだよ!!!!

 

本当は都に居たかったのかもしれない、
自分の人生、こんなはずじゃなかったと思っているかもしれない、

でも、この小さな草庵と静かな暮らしは
あなたが自分で得たものだ。

 

否定しないで。自分を否定しないで。

 

・・・

 

執着を持つことはよくないという考えには私も賛同します。
でも、


本当に好きなものを好きだと思う気持ちは執着じゃないでしょう??
 

本当に好きなものに罪悪感を持つこと、挙げ句の果てに手放すこと、
そんな教えが道徳倫理なのだとしたら
こんな世の中●※(`Д´)×□!!!!だ!(←自主規制)


否定するな否定するな否定するな

 

この世に戒めがあるとしたら

 

『自分と他人の”好き”を否定するなかれ』

 

時間を奪うとはこういうことだ。

 

(この世に戒めがあるとしたら、ってどういうことなのかな?と思いましたが、

”〜〜してはいけないという戒め”の唯一の戒め、という意味かもしれません。
今回、なぜか涙が止まらん状態で勢いで書きましたので、文章がいつも以上にメタメタですがそのままアップします。)

 


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