読んだことのない本を人にすすめてはいけない
朝いきなり湧いた言葉です。
少し考察してみます。
作者が著名だとか、著名な人が絶賛してたとか、レビューがいいとか、本屋で平積みだったってだけで
人にすすめてしまう。
何が書かれてるのかわからないのに、それを読んで自分がどう感じるのかわからないのに、
普通に考えればおかしな話。
「なんで???読んでないのになんでわかるの???」と思うのは当然ですよね。
本は他人の体験や考え方を吸収できるものすごっくありがたい装置です。
どんなエンタメ作品であっても著者の考え方やものの見方がわかる、
つまり、他人の人生経験を追体験できるため、
教養書だけが学びになるわけではありません。
だから、そこを見ずして人に勧めるのは相手に対しても著者に対しても無責任としか言えないわけです。
あったりまえですよね。太陽が東から昇るくらいあたり前です。
私はそんなことしてないかな?
うん、読んだ本しか薦めてない、よし!
ってまあ、朝からそんなことを考えてたわけですが、さらに深掘りしていきます。
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賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶと言われます。
賢者は「本」を読むだけで全身で吸収し成長できるのでしょうが、
私も含めて凡人はただ頭で理解するだけなのが悲しいところ。
体験なき学びは、必ずのちに浅かったと思い知ることになります。
つまり、「本」を「体験」に置き換えて考えた方が良さそうです。
体験してないことを人にすすめてはいけない
めっちゃめちゃ見たことないですか?
どっかで聞いた話を広げる無自覚な行為。
私もうっかりやっちゃってるかもしれないからほんと怖い。
体験してもいないのに、これいいよ!こうした方がいいよ!って人にすすめるのは
マウンティングに他ならない、
いや・・実際にはマウンティングにもなってないので、
単に痛い人・・かも。
ネット界隈で「ちゃんと本人が体験した話しか載せません」ってなったら
サーバーの負荷がものすごーく減るだろうな(笑)
※実際に一番多いのは、親が子供にすすめる行為でしょうね。
私も気をつけよう・・。
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